2007年10月27日

首里の綾門大綱曳き

首里の綾門大綱曳きの祭りに行った。

琉球王国時代、国王の代替わりに
繁栄と五穀豊穣を願って行なわれていた行事が、
首里城公園開園15周年を記念して109年ぶりのスケールで復興とのこと。
次に260mもの長さで行われるのは、100年後らしい。

綱引は稲作文化を代表する農耕行事で、
日本全体で約400ほどが現存しているらしいが、
沖縄(特に南部に多い)だけでそのうち200を占めるという。

沖縄の祭りにはもちろん、旗頭と芸能がついてくる。
集落のシンボルともいうべき旗頭は、頭飾りと大旗の幟を青年団が持ち上げるもの。
綱引きの前に、銅鑼、鉦、太鼓の合図で天高く躍らせながら行列し、
気勢を上げながら綱引きの応援をする。

いつもは静かな玉陵(=王家の墓陵)前の道は、ぶっとい綱と大勢の人で熱気むんむん。
そこに、みこしに担がれて伝統衣装を着た子供たちが登場し、古典舞踊を舞う。

そしていよいよ綱引開始。数百人が東西に分かれて綱を引くと、見ているこっちまで引き込まれる。
そして全てが終わると全員でカチャーシー。
無病息災の縁起物と言われる綱の一部を皆解いて持ち帰るのもほほえましい。

秋の満月の夜、古都で風情を満喫しました。
首里の綾門大綱曳き
首里の綾門大綱曳き


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この記事へのコメント
MiOさん、はじめまして♪
綾門大綱の検索をしてたら辿り着きました^^
当日は、スタッフとしてお手伝いしていたのですが、楽しんで頂けたようで嬉しいです♪
夜の旗頭演舞をはじめ、独特の雰囲気があって素敵でしたよね〜
12月にはお水取り行事もありますので、また是非遊びに来て下さいね^^
Posted by ままちままち at 2007年10月31日 09:18
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プロフィール
MiO
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環境と観光、スローライフとエコツーリズムで人と地域を元気にする、「スローツーリズム・コーディネーター」。人、自然、地域との「つながり」を求めて、世界35カ国と日本全国、沖縄の殆どの有人島を旅する「風の人」。コーヒーとオリオンビールと村上春樹が好き、ヘビとおしゃべりな床屋がキライです。
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