2007年11月07日

沖縄本島 北部の旅 ③

やんばるの奥地、さらに比較的発展していない東海岸の安田(あだ)集落に行った。
太平洋に面した漁港と川の周りに開けた静かな集落で、
マングローブの広がる川沿いには小さな民宿もある。

幹線の県道からも3~4Km離れているので、車の音も殆どせず、
特別天然記念物のやんばるくいながふと出てきてもおかしくない感じ。

この緑豊かで静かな環境を守るべく、
たぶん集落で一番人が集まるであろう共同売店の前には、
「あだんちゅ環境宣言」なるものが掲げてあり、その取り組みをやんばるくいなも
応援しているようだ。

また、今年は、飛べない鳥=やんばるくいなのロードキル(轢死)が相次いでいるが、
怪我をした鳥たちを手当てする動物病院もある。
⇒判りやすさ抜群!

さて、やんばるや東海岸などでは、伝統的な祭祀が比較的よく残っているそうで、
安田のシヌグは特に有名。(国指定重要無形民俗文化財らしい。)
神女が祈りの儀式をする神アシャギと呼ばれる低い藁葺きの建物も、
沖縄北部や奄美以外ではなかなか見ることはない。

その神アシャギの周りの広場にて、毎年旧暦の初亥の日に行われる祭りは、
集落から邪気を祓い、豊漁豊作を願うためのもので、
男性が山に篭って災厄を祓う「ウフシヌグ」と、
集落内で儀式を行う「シヌグンクワー」が一年おきに行われるらしい。
最後は集落の皆が裸足に紺と白の着物を着て、
唄と太鼓に合わせて円陣舞踊(ウシンデーク)するというこの祭り、
是非見てみたいものだ。。。あー遠いなあ。
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環境と観光、スローライフとエコツーリズムで人と地域を元気にする、「スローツーリズム・コーディネーター」。人、自然、地域との「つながり」を求めて、世界35カ国と日本全国、沖縄の殆どの有人島を旅する「風の人」。コーヒーとオリオンビールと村上春樹が好き、ヘビとおしゃべりな床屋がキライです。
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