2008年03月23日
首里の街歩き~湧水めぐり
首里の湧水めぐりのガイドウォークに参加した。
首里城、瑞泉門の脇にある龍樋から出る湧き水からスタート。首里城の脇のこの湧き水は、王宮の飲料水として利用され、古代中国から派遣された役人が来た時に国中で一番美味いと褒めたので、「中山第一」という石碑が隣にあるそうな。
その湧き水から流れ出た水は、弁財天堂を囲む円鑑池へ、円鑑池の水位が高くなったら石門を通って龍譚へ、龍譚からはさらに水路を通ってジーブ(儀保)川へと至るように設計されていたとのこと。当時の設計技術の高さを物語る。
山がなく、強い雨が降ってもすぐに海へ流れ出てしまう琉球王国では、水を貴重なものとしてきたが、琉球石灰岩とその下の粘土層の境目から湧き出る水の場所を大切に崇め、その泉(カー)や、周りを石積みで固め樋をつけた樋川(ヒージャー)などを崇高なものとして祀ってきた。そのため、今でも、樋川(ヒージャー)の周りには立派な石積みと拝所の跡が残る。宝口樋川などには、お札まで祀られている。
自然を人間が敬いながらうまく利用してきた文化をうかがい知ることのできる湧水散歩だった。
首里城、瑞泉門の脇にある龍樋から出る湧き水からスタート。首里城の脇のこの湧き水は、王宮の飲料水として利用され、古代中国から派遣された役人が来た時に国中で一番美味いと褒めたので、「中山第一」という石碑が隣にあるそうな。
その湧き水から流れ出た水は、弁財天堂を囲む円鑑池へ、円鑑池の水位が高くなったら石門を通って龍譚へ、龍譚からはさらに水路を通ってジーブ(儀保)川へと至るように設計されていたとのこと。当時の設計技術の高さを物語る。
山がなく、強い雨が降ってもすぐに海へ流れ出てしまう琉球王国では、水を貴重なものとしてきたが、琉球石灰岩とその下の粘土層の境目から湧き出る水の場所を大切に崇め、その泉(カー)や、周りを石積みで固め樋をつけた樋川(ヒージャー)などを崇高なものとして祀ってきた。そのため、今でも、樋川(ヒージャー)の周りには立派な石積みと拝所の跡が残る。宝口樋川などには、お札まで祀られている。
自然を人間が敬いながらうまく利用してきた文化をうかがい知ることのできる湧水散歩だった。
Posted by MiO at 23:07│Comments(0)
│沖縄旅日記