2008年06月24日

沖縄戦と基地問題

6/23は、63年前の沖縄戦において、組織的戦闘が終わった日とされているため、沖縄では「慰霊の日」として全ての学校が休みになり、全戦没者追悼式をはじめ様々な行事が行われます。

6月に入ると新聞は沖縄戦特集を組みます。今年は、昨年の教科書検定問題を受け、「住民を守らない日本軍」「住民の視点から見直す戦争」という論点が目につきます。

そんな中、沖縄戦や沖縄社会に対して鋭い洞察をしてきた3人の新聞記者・編集委員によるシンポジウム、「沖縄戦と基地問題を考える」(主催:沖縄大学)に行きました。

これは元々、1980年代に行われた、「沖縄戦と基地問題を考える沖縄セミナー」に端を発するもので、当時は、戦跡と軍事基地をリンクさせながら沖縄の歴史と現実を考えようという試みがとても斬新だったようです。

シンポジウムの話を聞いて改めて思ったのは、

日本により本土防衛のための「捨て石」とされた沖縄は、凄惨な地上戦の舞台となった。
また、それ以来鎮座し続ける米軍基地は、その状態を押し付ける日本政府の姿勢も手伝って、イラク戦争の出撃拠点となったほか、兵士による犯罪や騒音被害など、現在でも沖縄社会に様々な弊害をもたらしている。即ち、沖縄が弱い立場におかれて社会的暴力の被害にさらされているという意味で、沖縄戦と米軍基地は繋がっているのであり、この問題は、現代社会に生きる我々一人一人が向き合うべき課題といえる、

ということでした。


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環境と観光、スローライフとエコツーリズムで人と地域を元気にする、「スローツーリズム・コーディネーター」。人、自然、地域との「つながり」を求めて、世界35カ国と日本全国、沖縄の殆どの有人島を旅する「風の人」。コーヒーとオリオンビールと村上春樹が好き、ヘビとおしゃべりな床屋がキライです。
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