2008年06月27日
近所にも戦争の爪あと
慰霊の日を前に、那覇市内の自宅近くの造成地で、市民参加による遺骨収集およびその見学の集いがあった。
次々と宅地が造成される那覇市では、きちんと発掘すれば沖縄戦の遺骨や遺品がまだ出てくるのにもかかわらず、都市計画の都合できちんと発掘されないまま埋められてしまうものも多いらしい。
それでは、戦争の痕跡を確認し、犠牲者を弔い、歴史を伝えていく姿勢として不十分ではないかと考えて、独自に市民レベルで遺骨収集をしてきた人たちもいる。今回は、そのような人たちが市に働きかけて、戦争の歴史は地域の人たちが共有し伝えていくべき、として実現したのが今回の催しのようだ。
行ってみて驚いたのは、真夏の暑い日に土を掘り返す汗まみれの作業にも関わらず、40人近くの人と多くのメディア関係者が集まり、精力的に発掘収集作業を進めていること。こんなにも多くの人が関心を持っているとは意外だった。
そして、土の下からは、砲弾やガラス瓶、薬きょうや銃剣、さらにはほぼ全身に近い形の人骨なども出てくる。沖縄特有の石造りの大きな墓などは、戦時中陣地壕として兵士が隠れていたため、その遺品が残っていたり、米兵に黄燐弾を投げ込まれて焼かれた跡がのこっている。戦後は再び墓として使われたこともあるという墓の内部に入ってみたら、錆びた水筒や缶詰の缶、銃剣などが奥に落ちており、戦争の傷跡を生々しく伝えている。
沖縄戦は未だに終わっていない ということを身近なところで実感する一こまだった。
次々と宅地が造成される那覇市では、きちんと発掘すれば沖縄戦の遺骨や遺品がまだ出てくるのにもかかわらず、都市計画の都合できちんと発掘されないまま埋められてしまうものも多いらしい。
それでは、戦争の痕跡を確認し、犠牲者を弔い、歴史を伝えていく姿勢として不十分ではないかと考えて、独自に市民レベルで遺骨収集をしてきた人たちもいる。今回は、そのような人たちが市に働きかけて、戦争の歴史は地域の人たちが共有し伝えていくべき、として実現したのが今回の催しのようだ。
行ってみて驚いたのは、真夏の暑い日に土を掘り返す汗まみれの作業にも関わらず、40人近くの人と多くのメディア関係者が集まり、精力的に発掘収集作業を進めていること。こんなにも多くの人が関心を持っているとは意外だった。
そして、土の下からは、砲弾やガラス瓶、薬きょうや銃剣、さらにはほぼ全身に近い形の人骨なども出てくる。沖縄特有の石造りの大きな墓などは、戦時中陣地壕として兵士が隠れていたため、その遺品が残っていたり、米兵に黄燐弾を投げ込まれて焼かれた跡がのこっている。戦後は再び墓として使われたこともあるという墓の内部に入ってみたら、錆びた水筒や缶詰の缶、銃剣などが奥に落ちており、戦争の傷跡を生々しく伝えている。
沖縄戦は未だに終わっていない ということを身近なところで実感する一こまだった。
Posted by MiO at 06:18│Comments(0)
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