SLOW LIFEと、沖縄と

今日は沖縄では、普天間基地の閉鎖と県外・国外移設を求める県民集会。全市町村の首長、県知事も含めて、9万人が参加した大規模な大会となった。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-161314-storytopic-220.html

東京でも、1000人ほどが参加して同じ時刻に集会が開かれた。少し遅れて会場に着くと、なんと満席。通路・階段まで人で埋まり、立錐の余地もない。

ステージでは、リアルタイムで沖縄の県民大会が中継され、ちょうど仲井真沖縄県知事が登壇したところ。これまで辺野古への基地移設を容認してきて、県民大会への参加も直前まで明らかにしなかった仲井真知事は、「私はこのような大会に初めて参加したが…」と話して、東京の会場からも失笑を買っていた。（「何度もこのような大会をやっているのに知事はなにやってるんだ・・・という声も」）

「普天間の問題は、沖縄の問題ではなく、安保体制のもとでその負担を沖縄に押し付けている我々ヤマトの問題でもある」など、1時間半の集会で、各会派から意見が述べられたあとは、首相官邸や国会議事堂の周りを1時間半ほどデモ行進。辺野古沖を泳ぐ天然記念物のジュゴンの張り子や、エイサーで使われるパーランク―を持つ人もいて、ものものしい警備とは裏腹に、結構穏やかな雰囲気でデモが行われた。

集会での声を張り上げるアジ演説や、マスクをしてカメラを持った怪しい人たちの存在は好きになれないが、基地問題を少しでも自分のこととして考えようと行動した人が、こんなにいたことは心強い。さあ、ここからが正念場。思いを訴え続け、さらに動きを拡大していきたい。