2012年06月24日
6.23は慰霊の日
沖縄では、沖縄戦の組織的戦闘が終結した6/23は「慰霊の日」として、学校も休みになり、全県的に戦争でなくなった日を弔い、平和への誓いを新たにする日です。身近になくなった人が多くいるので、本土の8/15の終戦記念日よりも、よりリアルに、実感を持って戦争のことを考える日となっています。
本土のメディアでは、平和祈念公園で行われる戦没者慰霊式ばかりが取り上げられますが、沖縄南部に特に多く点在する数々の慰霊碑では、大なり小なり、人が集まって弔い、そこかしこで線香の煙が立ち上るのが見えます。今も自分の肉親の名前を呼びながら、慰霊碑等に話しかける方も見られ、まだ「戦争は過去のものになっていない」という気がします。
また、沖縄には、日常生活の隣に米軍基地が存在し、今も爆音や墜落の恐怖におびえる人々が多数います。これらが沖縄戦を思い起こさせるという年配の方も多くいます。
戦没者慰霊式に臨む歴代の首相は、皆「沖縄の負担軽減」といいますが、目に見えた効果はあがっていないし、今また、世界各地で墜落事故を起こしているオスプレイという新型戦闘ヘリの配備が、沖縄の反対の声を無視して進められようとしています。こうしたことを見ると、沖縄の新聞、県民が、「まだ戦争は終わっていない」、「終戦・日本復帰の日に望んだ平和はまだ訪れていない」という論調は、決して大げさではないと思います。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-192968-storytopic-1.html (6.23琉球新報)
「復帰時に県民が希求した基地のない沖縄は40年を経ても実現していない。」
東京新聞は、ある程度の紙面を割いて、沖縄の慰霊の日を伝え、この日が過去を振り返るだけの日ではなく、今も戦争の傷跡に悲しみ、基地の負担に苦しむ現状を改善するための想いを新たにする日であることを伝えていました。
沖縄に住んで、慰霊の日を目の当たりにしたものとして、どこに住んでいても、この日は忘れないでいたいと思います。
本土のメディアでは、平和祈念公園で行われる戦没者慰霊式ばかりが取り上げられますが、沖縄南部に特に多く点在する数々の慰霊碑では、大なり小なり、人が集まって弔い、そこかしこで線香の煙が立ち上るのが見えます。今も自分の肉親の名前を呼びながら、慰霊碑等に話しかける方も見られ、まだ「戦争は過去のものになっていない」という気がします。
また、沖縄には、日常生活の隣に米軍基地が存在し、今も爆音や墜落の恐怖におびえる人々が多数います。これらが沖縄戦を思い起こさせるという年配の方も多くいます。
戦没者慰霊式に臨む歴代の首相は、皆「沖縄の負担軽減」といいますが、目に見えた効果はあがっていないし、今また、世界各地で墜落事故を起こしているオスプレイという新型戦闘ヘリの配備が、沖縄の反対の声を無視して進められようとしています。こうしたことを見ると、沖縄の新聞、県民が、「まだ戦争は終わっていない」、「終戦・日本復帰の日に望んだ平和はまだ訪れていない」という論調は、決して大げさではないと思います。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-192968-storytopic-1.html (6.23琉球新報)
「復帰時に県民が希求した基地のない沖縄は40年を経ても実現していない。」
東京新聞は、ある程度の紙面を割いて、沖縄の慰霊の日を伝え、この日が過去を振り返るだけの日ではなく、今も戦争の傷跡に悲しみ、基地の負担に苦しむ現状を改善するための想いを新たにする日であることを伝えていました。
沖縄に住んで、慰霊の日を目の当たりにしたものとして、どこに住んでいても、この日は忘れないでいたいと思います。
Posted by MiO at 08:11│Comments(0)
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