2008年05月31日

水俣市の環境に対する取組

水俣病という公害・環境汚染で大きなダメージを受けた水俣市は、豊かな生活を求める傍らで自然が破壊され、生命が蝕まれる危険があることを経験を通して知らせるべく、環境学習に力を入れている。
水俣市の環境に対する取組
水俣病の資料館や水俣病に関わってきた方々の話を聞くプログラム、22種類のゴミ分別や様々なリサイクル工場の集積、有機農業など環境にこだわったものづくりを進める生産者を環境マイスターとして認定するなど、多彩な取組が見られる。
水俣市の環境に対する取組
このような環境への取組自体が、「村丸ごと生活博物館」の取組と並び、視察や環境学習に訪れる来訪者にとっての「観光資源」となっており、市を挙げて視察旅行者や修学旅行生の受け入れに熱心である。

現在、政府は、7月の洞爺湖サミットに向けて、先進的な環境の街づくりを進める自治体を「環境モデル都市」として認定するべく公募しているが、水俣市の「環境と経済が調和した持続可能な小規模自治体」というのは、実例を見る限りとても魅力的に思える。
水俣市の環境に対する取組
(※ちなみに、核燃料サイクル施設のある青森県六ヶ所村も「新エネルギー・未来エネルギー環境都市」として手を挙げています。地に足の着いた水俣の取組と比べ、なんとなく違和感を覚えますね。)
  http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/teiannaiyou.html


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環境と観光、スローライフとエコツーリズムで人と地域を元気にする、「スローツーリズム・コーディネーター」。人、自然、地域との「つながり」を求めて、世界35カ国と日本全国、沖縄の殆どの有人島を旅する「風の人」。コーヒーとオリオンビールと村上春樹が好き、ヘビとおしゃべりな床屋がキライです。
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